2022年最初の日、炬燵の国からこんにちは。Karinです。
昨年も有難いことにたくさんの出会いに恵まれ、たくさんやりたい事があり続け、でも悩み続けもした1年でした。自分なりに楽しく生きるために、「結局私って何が得意・苦手なんだっけ?」と考え、整理し、自分なりの戦い方を構築する重要性も改めて痛感しました。
得意・苦手を整理するツールはたくさんありますが、2021年末にストレングスファインダー®を使って強み・弱みを改めて整理してみました。
8割は自分整理の記録用ですが、2割くらいは「興味あるけど、やるかどうしよっかなー」と思っている方の参考になればと思い、以下更新です!
ストレングスファインダー®とは?
ストレングスファインダー®は、アメリカのGALLUP社が開発した強み診断ツールです。
約1時間かけて177個の問に答え、その結果から本来の考え方・感じ方・行動のパターンを測定し、「思考力」「人間関係力」「影響力」「実行力」の4つの領域に分類される34の天性の強み (クリフトンストレングス) の順位を診断する事ができます。
診断結果には、各クリフトンストレングスの順位とその結果から診断される強み領域が示され、続くページでは各ストレングスを成長させるヒントなどが記載されています。
2021年時点での上位資質
私の場合、クリフトンストレングスの上位5つの資質と、それぞれの特徴はこんな感じでした。
これらが自分の「強み」にあたる部分ですね。
1. 運命思考
・人やグループの橋渡しをする。
・全体像から意味を見出すよう助ける。
・不確実な状況でも安心感と安定感をもたらす。
2. 戦略性
・選択肢を迅速に比較し最善のものを選択する。
・頭の中で様々なシナリオを描き、先の計画を立てる。
3. アレンジ
・人やリソースを調整し効率性を最大限に高める。
・複雑な状況に柔軟に対応する。
4. 学習欲
・情報を選び取って素早く吸収する。
・継続的に学習する。
5. 個別化
・1人1人の個性を見つけ尊重する。
・それぞれの個性のベストな状態を引き出す方法を見つける。
2021年時点での下位資質
逆に下から5つは以下の通りでした。「弱み」の部分です。
1. 競争性
・成果が究極の評価基準と考える。
・最高である事を切に望み、競争に勝つために努力する。
2. 公平性
・誰か1人が特別扱いされることを望まない。
・人々を平等に扱う事の必要性を強く信じている。
3. 調和性
・平和を好み、他人同士を結び付けようとする。
・対立を避け、和解へ導こうとする。
4. 原点思考
・現在を理解するために、過去を振り返る。
・方向付けの原点を過去から読み取り、自然と将来をよく見通す。
5. 指令性
・主導権を握る。
・自分の考えを強く主張する。
他の診断結果との比較
私の場合、「強み」「弱み」共に、主観的評価・上司や友人からの評価・他の診断の結果と矛盾していないです。例えばざっくりこんな感じ。結構当たってるなーと思いました。
【強み】
・複数部門間の情報を整理し、上手い事調整する点は評価を受けている。(運命思考)
・必要なTodoを整理し、適当な人に押し付けるのは少し得意な気がする。(戦略性&アレンジ)
・なんだかんだ新しい事勉強するの好き&していると評価される事が多い。(学習欲)
・人を褒めるのが得意と言われる、診断される。 (個別化)
【弱み】
・成果に執着が薄いので、期限通りに目標達成するのが苦手。(競争性×)
・対話はした方が良いと思いつつ、最終的な和解は諦めてる。(調和性×)
・「過去が○○だったから」を軽く見がち。 (原点思考×)
・「自分こそがこれをやりたい!」という強い意思がない。(指令性×)
2016年と2021年の結果比較
実は私、同じテストを2016年 (約5年前) にも受験しています。
「三つ子の魂百まで」といいますが、5年前と診断結果を比較して、各ストレングスの順位は変化したのでしょうか?
私の場合、「戦略性」の位置が大きく変化しました。
2021年のテストで2位の「強み」このストレングスは、2016年のテストでは25位と、どちらかと言うと「弱み」に分類される資質でした。
これはどうした事か?自分でもびっくりしましたが、1つ心当たりが。
それは2018年~2021年の約3年間、とっても戦略的で計画力溢れる上司に、「その猪突猛進な感じをなんとかしなさい!!」とみっちりご指導いただいたこと。
その上司は詰将棋のように仕事を進める人で、計画にしっかり時間をかけ、最短ルートでゴールに辿り着いていくタイプ。「走りながら考えるくせに、センスも根気もないのでゴールに着けない!」というどうしようもない私を、それはそれは根気よく指導してくださいました。
その結果、思考の順番や仕事の仕方が大きく変化したのですが、それが診断結果に出た気がします。
仕事が上手くいかない、しかし「人の性質は変えられない」から、研究開発職ではもうやっていけない…と悩んでいた私にとって、この実感を伴う「強み」の変化は嬉しく、励みになる結果でした。(Special thanks for 上司様!!今後も油断せず精進いたします!!!)
それ以外のストレングスは多少の順位変動はあれど、「強み」「弱み」の分類が変わるほどの変化はありませんでした。先の例と合わせて、「人間変われる事もあるが、時間と労力はそれなりに必要。何もしなければ変わらない。」という、数多の本が語る常識を再認識しました。
ただこれはこれで、「自分は○○はやっぱり苦手だから、克服するではなく、それを上手くカバーする方法を考えよう!」と、前向きに考えるきっかけにもなりました。いい意味で諦めがついた、そんな感じです。
(余談: 昔、負けず嫌いの母親に「なんであんたは勝ちたいと思って、もっと頑張れないの!」と怒られてましたが、「競争性」のストレングスが最下位の私にはまったく響かなかったのでしょう。納得です。)
まとめ: 結果を活かしつつ、やりたい事へ挑戦しよう!
某忘年会でもお話しましたが、2022年の目標は「自分のやりたい事に嘘をつかずに挑戦する」です。
2021年末、大学・大学院・会社員で積んだ経験からの主観的分析と、適正テストや友人・上司からの客観的評価と、自分の気持ちを整理した結果、2つの結論に行きつきました。
・私はいわゆる「研究者」タイプではない。
・研究開発職という仕事はとても楽しくて、まだまだこの職に執着したい!
いわゆる研究者をどう定義するのか問題はありますが、私は1人で何か目標に向かってコツコツしっかり出来るタイプではなく、過去の文献読み込みも考察も甘く、早とちりも多い。さらに実際今の企業で (私が思う) 「The 研究者」の偉い人には評価されてません。これはこれで書いてて泣けてくる…(´・ω・`)
しかし、新規事業立ち上げをやっているグループでは、全体との連携の仕方、ざっくり情報を掴んでアウトプットにする力、フットワークの軽さなどを評価してもらっています。(嬉しい..!)
「The 研究者」「良い研究開発職の形」、それらの正体は分からないし、きっと正解はないのだから、少なくとも執着してあがける内はジタバタしてみようと思います。結果がどうなろうと、逃げなかった記憶だけはきっと手元に残って、それはずっと私の糧になるような気もしています。
そんな事を思っての、2022年の目標設定です!
目標達成のためにも、ストレングスファインダー®で再認識した「強み」「弱み」を、日々の行動設計の際にも上手く使ってみます。
長文をここまで読んでくださり、ありがとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
コメント
はじめまして!私も地方国立大卒、化学メーカーR&D研究職、2012年入社なんですが、同じく研究職に向いてないと思ってます。。ストレングスファインダーでは、調和性、活発性、コミュニケーション、分析力、責任感です。これをみても、研究職向いてない感じですよね…(汗)別の職種にチャレンジした方が良いのか、悩んでます。現職の環境が良すぎて、なかなか二の足踏んでます。
Karinさんは研究職に向いてないと思いつつも、評価されている新規事業を辞めてまでも研究に取り組む理由はなんですか?その駆動力とモチベを聞きたいです。
コメントいただき、ありがとうございます!
blogをあまりマメに更新しておらず、大変遅いお返事となってしまい、申し訳ありません。
『研究職に向いてないと思いつつも、評価されている新規事業を辞めてまでも研究に取り組む理由、駆動力、モチベ』とご質問いただきましたが、”「研究開発」という職の形が好きで、まだ執着していたい!”という我儘が全ての源です。
残念ながら本記事執筆時から1年たった今でも、社内で「研究開発技能を高く評価されていない」と感じる事は少なくないですし、相変わらず自分に自信もないです。
しかし、自分が研究を捨てられなくて、まだ継続が許されている今は、もう少しもがいてみようと思い相変わらずもがき続けているという感じです。
ご参考になれば幸いです。